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主な研究テーマ


1. 人工湿地の高度化に関する研究

人工湿地とは、散水ろ床と植栽浄化を合わせた新しい水質浄化手法です。 エネルギーを要する曝気を必要としないこと、植物根圏を中心として形成される生態系の浄化機能を活用するため、メンテナンスや汚泥処理を必要としないこと等のメリットがあります。 このような低炭素かつ自然にやさしい人工湿地の性能を高度化するための基礎研究に取り組んでいます。

2. スマートガーデンの開発に関する研究

日本大学工学部では、学部横断的に「ロハスの工学」の研究に取り組んでいます。 その研究プロジェクトである「ロハスの家」が目指す目的のひとつが自立共生水自給浄化です。 本研究室では、人工湿地の水質浄化機能とレインガーデンの水貯留・循環機能を融合した「スマートガーデン」を開発することにより、自立共生水自給浄化の実現を目指しています。


3. 水環境における放射性セシウムの運命に関する研究

福島第一原子力発電所の事故により環境に放出された放射性セシウムの動態について、長い目でモニタリングを継続していくことが求められています。 しかし、湖沼や河川等の水環境における放射性セシウムの水中濃度は、すでに通常の測定手法では検出できないレベル(1Bq/l以下)に低下しており、公開されるデータでは定量的な評価が行えません。 そこで本研究室では、いくつかの工夫により、検出限界レベルの放射性セシウムを検出する手法を確立しました.安心・安全を担保するために、水環境中の微量の放射性セシウムの運命を地道にモニタリングしていく予定です。


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